私は企業分析のスペシャリストでも超能力者でも予言者でもない。だからどの株を買えば上がるのかなど全くもって分からない。このやり方は株の上げ下げなど分からないと自認したうえで行うべき手法である。
適した銘柄
チャートの形
チャート的には、ヨコヨコか右肩上がりしているもので上げ下げの波がハッキリしているものが良い。
株価
株価は資金力にもよるが1単位が10万円以内で購入できるものが良いだろう。
業績
業績は可もなく不可もなく安定している銘柄、つまらない銘柄が良い。成長株などは避けるべき。
リート銘柄はこの手法に向いている。
やり方は簡単
例えば、1単位5万円の株があるとする。これを20単位買えば100万円だが、この100万円を維持するだけである。５％下がって95万となったら1単位追加購入する。もちろん100万円には若干届かないがそれでよい。株価が上昇して100万円を1単位の価格分越えたら1単位売る。これを繰り返すだけである。
銘柄によっては上下動の値幅が小さく100万円では1単位分動かないこともあるだろう。その辺は臨機応変に対応してもらいたい。現金はある程度余分に用意してほしい。
当然だが、業績悪化などで株価が乱れるようなら即決済である。
昨今の日本株は上昇し続けているので、銘柄によってはどんどん売って株数を減らすことになり「持っておけば良かった」と思うだろう。逆に下げてる時は「買わなければ良かった」と思うだろう。だがそれは結果論であり、欲と恐怖である。この欲と恐怖は投資にとっては非常に厄介なものになるので、この手法で欲と恐怖のコントロールに慣れて欲しい。
このやり方は利確、追加購入のタイミングを機械的に行えるので、比較的感情に左右されない。それでも下げてるところを買い、上げてるところを売るというのは逆張りであるので、難しい投資手法ともいえる。逆張りはこのような一定のルールを決めて行うべきであり、決して感情だけでやってはいけないのである。
学習：欲と恐怖に打ち勝つべし！
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