一括投資 or ドルコスト平均法

理論的には一括投資
メンタル的にはドルコスト平均法
どっちも良いならハイブリッド

理論的には一括投資

あくまでも右肩上がりのインデックス投資の話である。
右肩上がりと思って購入するのであれば、一括投資するのが最大の利益になるはずである。買うタイミングなど考える必要はなく、今が一番安値のはずなのだから買えばよいのだ。何の異論もない。だが、これには少し罠があるので気を付けたい。右肩上がりはあくまでも長期的に観測した場合なので、買った瞬間に短期的に下がることも大いに有り得るのである。いや、むしろ私の経験上、買ったら不思議と下がるものだ。買ったら下がると思っていた方がメンタル的には良いだろう。

メンタル的にはドルコスト平均法

誰が考えたのだろうか、どうやらバフェット翁の師匠であるベンジャミン・グレアム氏が提唱したらしい。方法としては簡単で、定期的に定額で購入すればよいだけである。一定の口数ではなく、定額というのがミソで、安い時には多めの口数、高い時には少なめの口数を購入することになるので、平均単価を下げることが出来る。だが、下がればの話であり、右肩上がりのはずのインデックス投資だと普通に考えて単価は上がってしまう。それでも下がった場合に安く多く購入できると考えることが出来るので、メンタルの安定を保つには非常に効果的である。

どっちも良いならハイブリッド

どちらにもメリットがあるので、私は合わせ技で使用している。
基本は、毎月でも毎日でもよいので定期購入の設定しておく。特に下落が無ければそのまま購入予定額を使い切るだけだ。５％以上のある程度大きな下落が来た時にドカンと購入すると良い。もちろん全額ではなく、さらに下げた時の余力を残しておく。これが一番メンタル良く投資できる。